サントス・ドゥ・カルティエ LM　SS/YG

1980年代製のカルティエ・サントス・ドゥ・カルティエ LMが入荷しました。

1978年に誕生したサントス・ドゥ・カルティエ。既存のサントスには無かったリューズガードに、ステンレス製のケース・ブレスレット、時計全体に施されたビス等。それまでのクラシカルな佇まいのサントスとは一線を画すスポーティなデザインは、非常に革新的なモデルだったと言えるでしょう。

様々なバリエーションが存在する同モデルですが、今回ご紹介するのは定番のSS/YGのコンビケース、ブレスレットのモデルです。各所に小傷等は見受けられますが、このモデルならではの一体感が美しいコンビケースとブレスレットのデザイン性の高さを損なう程ではありません。ビスにも腐食による固着等は無く、ソリッドな印象がより洗練された印象を強調してくれています。

ホワイトラッカーにローマンインデックス、ブルースチールハンド等のカルティエの伝統的な要素で構成されたダイヤルは、時計全体の雰囲気に上品さや優美性を与えてくれます。これらの個体によく見受けられるダイヤルのクラックやインデックスのペイント剥がれは無く、針も経年による腐食等も見て取れません。同じく、同ブランドでは馴染み深いカボションリューズにも大きく削れた様子や欠けは見受けられません。日常的に使って頂くには、申し分ないコンディションとなっています。

搭載するのは、デイト付き自動巻きCal.2671。卓越した精度と耐久性を持ち、メンテナンス性にも優れたムーブメントです。尚、こちらは2023年9月にオーバーホールが済んでおります。

カルティエが生み出した数多くの時計は、時代とともに多くのファッショニスタに愛されてきました。今回のサントス・ドゥ・カルティエもその一つです。スポーティながら上品さを感じられる唯一無二のデザインはカジュアルなスタイルは勿論ですが、是非ともドレススタイル、スーツスタイルで合わせて頂きたいです。時計全体のデザイン性の高さが、ジャケット×パンツスタイルであれば華やかさを、ダークトーンのスーツスタイルであれば、洗練された都会的な雰囲気をそれぞれの装いに与えてくれるでしょう。

カルティエというブランドはジュエラーならではの視点で時代背景やあらゆる物事からインスピレーションを受けそれらをジュエリーだけで無く、時計という形でも昇華させてきました。1970－80年代のトレンドをそのままに、スポーティながら同ブランドならではのエレガントさとラグジュアリーな印象が垣間見えるサントス・ドゥ・カルティエ LM。

ぜひこの機会にご検討ください。